TROZO

ルビー

紅玉(こうぎょく)

宝石の王、ピジョンブラッドの赤。7 月の誕生石、コランダム族の天然石

ルビー(紅玉)は、コランダム族の鉱物のうち、クロムによって深紅を呈する世界 4 大宝石のひとつ。化学組成は Al₂O₃、結晶系は三方晶系、モース硬度 9——ダイヤモンドに次ぐ硬さの天然石です。古代インドでは「ラトナラジュ(宝石の王)」と呼ばれ、2500 年以上の歴史を持つ鉱物。最高品質の赤は「ピジョンブラッド(鳩の血)」と呼ばれ、宝飾品の世界では別格の存在。7 月の誕生石、結婚 40 周年のルビー婚の記念石として愛されています。

ルビーの石言葉

  • 情熱
  • 勝利
  • 勇気
  • 生命力
  • 仁愛
  • 魅力

ルビーとは

ルビー(紅玉)は、コランダム族の鉱物のうち、深紅色を呈する変種。化学組成は Al₂O₃(酸化アルミニウム)、結晶系は三方晶系、モース硬度 9 ——ダイヤモンド(10)に次ぐ硬さで、天然鉱物のなかでもっとも硬い部類の天然石です。赤色の原因は、結晶中に微量に含まれるクロム(およそ 1% 前後)。クロムの量が増えるほど深紅へと近づき、最高品質では強い蛍光を伴います。

ダイヤモンド・サファイア・エメラルドとともに「世界 4 大宝石」のひとつに数えられ、宝飾品の世界では別格の存在。古代インドでは紀元前から「ラトナラジュ(ratnaraj)」、すなわち「宝石の王」と呼ばれ、太陽の象徴・神々への捧げ物として、2500 年以上にわたり王侯貴族に愛されてきた歴史を持ちます。

ルビーの最高品質を表す呼び名が「ピジョンブラッド(pigeon blood)」——「鳩の血」を意味するこの言葉は、1348 年にアラビアの宝石商が銀板の上に落とした新鮮なハトの血の色のようだと表現したことが由来とされ、強い蛍光を伴う純粋で鮮やかな赤を指します。ミャンマー・モゴク谷産が世界最高品質の産地として、過去数世紀にわたり別格の評価を得てきました。

石言葉は「情熱」「愛」「勝利」「勇気」「生命力」「仁愛」「美」「魅力」。市場流通のルビーの多くは、透明度を向上させるための加熱処理が一般的に施されます(1000℃前後で内包物のシルクを溶かし、色を鮮やかに)。非加熱の「ノーヒート」は希少です。7 月の誕生石、結婚 40 周年のルビー婚の記念石として親しまれています。

ルビーの原石アクセサリー

鉱物データ

和名
紅玉(こうぎょく)
英名
Ruby
化学組成
Al₂O₃ + 微量の Cr(クロム、約 1%)※ コランダム族の赤色変種
鉱物分類
コランダム族(鋼玉グループ)
結晶系
三方晶系
モース硬度
9(ダイヤモンドに次ぐ硬さ)
比重
4.0
主産地
ミャンマー(モゴク谷 — 最高品質産地)、スリランカ、タイ、カンボジア、タンザニア、マダガスカル、モザンビーク、グリーンランド、アフガニスタン
色のバリエーション
鮮紅〜深紅。最高品質は「ピジョンブラッド(鳩の血)」と呼ばれる、強い蛍光を伴う純粋な赤
特徴
コランダム族で色が赤の変種。それ以外の色 (青/黄/緑/紫/ピンク等) はすべて「サファイア」。市場流通の多くは加熱処理。「世界 4 大宝石」のひとつ、古代インドで「ラトナラジュ (宝石の王)」と称された
誕生石
7 月(結婚 40 周年ルビー婚)

ルビーとサファイア — 同じコランダム、色だけ違う兄弟

赤=ルビー、それ以外=サファイア。

ルビーとサファイアは、同じ「コランダム(鋼玉、Al₂O₃)」という鉱物の色違い。クロム(Cr)が約 1% 混入すると深紅の「ルビー」になり、鉄(Fe)とチタン(Ti)が混入すると青の「ブルーサファイア」に。サファイアはじつは青だけでなく、黄・緑・紫・ピンク・橙など多彩なカラーバリエーションを持ち、「赤以外のコランダムすべて」を指します(ピンクのものは「ピンクサファイア」と「ルビー」の境界が産地・市場で議論されることもあります)。化学組成も結晶系(三方晶系)もモース硬度(9)もすべて同じ——含まれる微量元素の違いだけで、まったく違う宝石として扱われる、不思議な家族です。

ルビー ルビーとサファイア — 同じコランダム、色だけ違う兄弟

宝石の王 — 古代インドから 2500 年の歴史

ラトナラジュ、太陽と神々の捧げ物。

ルビーの最も古い記録は、2500 年以上前の古代インドの文献に遡ります。古代サンスクリット語ではルビーを「ラトナラジュ(ratnaraj)」——すなわち「宝石の王」と呼び、燃えるような赤色は太陽の象徴とされ、神々への捧げ物として最も神聖で価値のある宝石と信じられていました。インドの王侯貴族はその他の地域で採れたエメラルド、ルビー、サファイア、スピネル、真珠の最高品質のもののみを自分たちで確保していたとされています。中世以降、ビルマ(現ミャンマー)のモゴク谷が世界最高品質の産地として知られるようになり、1348 年にはアラビアの宝石商が最高品質の赤を「ピジョンブラッド(鳩の血)」と表現した記録が残っています。

ルビー 宝石の王 — 古代インドから 2500 年の歴史

原石ルビー アクセサリーの選び方 — ピジョンブラッドへの憧れ

赤の鮮やかさ・透明度・サイズで選ぶ。

ルビーはモース硬度 9 と、ダイヤモンドに次ぐ硬さを持つ天然石。日常使いに非常に強い素材です。原石を活かしたアクセサリーは、赤の鮮やかさ(クロム含有量)、透明度、内包物(シルク・インクルージョン)の景色、結晶の自形(三方晶系の六角板状)、サイズで個性が大きく変わります。最高品質の「ピジョンブラッド」は強い蛍光を持つ純粋な赤で別格の存在感ですが、淡めの赤やシルクが残るものも、それぞれ原石ならではの個性として楽しめます。

TROZO のルビーは、研磨で表情を整えず、原石そのままの赤と内包物の景色を活かして仕立てています。市場流通のルビーの多くは、透明度向上のための加熱処理が一般的に施されます(古来からの慣習、価値を損なうものではない)。在庫から赤の濃淡・サイズを選びたい方向けの作品と、「おまかせ」で石との出会いを楽しむ作品、両方をご用意しています。情熱と愛の象徴として、生涯付き合える天然石を。

ルビー 原石ルビー アクセサリーの選び方 — ピジョンブラッドへの憧れ

ルビーの原石アクセサリー

原石・鉱物の一点もの — TROZO

ルビーについてよくある質問

Q ルビーの石言葉は?
A

ルビー(紅玉)は「情熱」「愛」「勝利」「勇気」「生命力」「仁愛」「美」「魅力」を主な石言葉として持つと言われています。古代インドでは「宝石の王(ラトナラジュ)」と呼ばれ、燃えるような赤色は太陽と情熱の象徴とされてきました。7 月の誕生石、結婚 40 周年のルビー婚の記念石としても親しまれています。

Q ルビーとサファイアは同じ鉱物なの?
A

はい、まったく同じ「コランダム(鋼玉、Al₂O₃)」という鉱物です。違いは色のみで、含まれる微量元素が異なります。クロム(Cr)が約 1% 混入すると深紅の「ルビー」に、鉄(Fe)とチタン(Ti)が混入すると青の「ブルーサファイア」に。「赤いコランダム=ルビー、それ以外のコランダム=サファイア」というのが基本的な区別です。

Q ルビーのモース硬度は?
A

モース硬度は 9 で、ダイヤモンド(10)に次ぐ天然鉱物のなかでもっとも硬い部類の天然石です。日常使いのアクセサリーに非常に強い素材で、傷がつきにくく、長く美しさを保てます。ただし結晶の方向によっては衝撃で割れる可能性もあるため、強い衝撃や擦れには注意してください。

Q ピジョンブラッドとはなんですか?
A

ルビーの最高品質を表す呼び名で、「鳩の血」を意味します。強い蛍光を伴う、彩度と純度がきわめて高い鮮やかな赤を指します。1348 年にアラビアの宝石商が、銀板の上に落とした新鮮なハトの血の色のようだと表現したことが由来とされ、ミャンマー・モゴク谷産の最高品質のルビーがこの呼び名にふさわしいとされてきました。

Q ルビーの加熱処理ってなに?
A

透明度を向上させ、色を鮮やかにする目的で、1000℃前後の電気炉で数十時間にわたり熱処理を施す慣習です。この処理により、内包物(シルク・インクルージョン)が溶けて透明度が増し、本来くすんでいた色が鮮やかになります。古来から行われてきた一般的な処理で、市場流通のルビーの大半に施されています。非加熱(ノーヒート)のものは希少で、より高い価値を持つ場合があります。

Q ルビーはどんなアクセサリーに仕立てられますか?
A

天然石アクセサリーとしては、原石ピアス、ネックレス、リング、ブローチ、イヤーカフなどに用いられます。TROZO では研磨せず原石のままの赤と内包物の景色を活かしたルビーのアクセサリーをご用意しており、在庫から赤の濃淡・サイズを選べる作品と、おまかせで石との出会いをお楽しみいただく作品があります。

Q ルビーの主な産地は?
A

ミャンマー(モゴク谷)が世界最高品質の産地として古くから知られ、続いてスリランカ(やや明るめの赤)、タイ・カンボジア(褐色寄りの深紅)、タンザニア・モザンビーク(東アフリカ産、近年高品質)、マダガスカル、グリーンランド、アフガニスタンなどで産出される天然石です。

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